動物映画D20

動物映画をたんたんと見続けるコヨーテなのでした。 

ブレイド・オブ・アルカナ The 3rd Edition

なぜだか周囲では誰もプレイしていないブレカナ
3rdが出ても話題にすらならない現状では一生プレイできなかろうと危惧したので、
無理をいってshowさんにGMをしてもらいました。


ブレカナはなんかいろいろ不幸な出会い方をしていて、
僕はブレカナに対して変な固定観念みたいなものをたくさん持っている。
悪いやつが出てくるゲーム、
過去に金を借りた人間と邂逅するゲーム、
大盾で全ての攻撃を防がれるゲーム、
オオカミワシをプレイできるゲーム。
奇跡の使いどころが限られているゲーム、
……そして、よく経験者に怒られるゲーム、
今回はそういったいろいろな思い出をあまり意識しないように(そして同時に失態もしないように)、
気楽にブレカナを楽しもうと思っていました。


添付シナリオということでハンドアウトを紹介されたのですが、
ソウルキャリバー3にちょっとはまっていることもあって、
『時代の闇は俺が斬る!』みたいな単純明快な英雄像を演じたかった僕は
迷わず地方領主のPC2(コロナ)を選ぶのでした。
過去の因縁表で『借金で売られた』経験をひき当てたこともあり、
野菜のように売られる領主ってことで
個人的にはなかなか好きなキャラクターだったと思っています。
戦ってみると弱いんだこのキャラがまた……
他のキャラは造作もなく十人単位で敵を倒すんだけど、
このキャラはクリティカルを出しても一人しか倒せない。
久しぶりに、RPGで明らかに興奮している自分がいたのでした。


RPGで弱いキャラクターというのは、一種のタブーのようなもので、
普段はほとんど歓迎されない。
自分が楽しめるかどうかということにも関わっているし、
なにより、『戦い』で他の人の足を引っ張ることになってしまい、
周りの人の『愛すべき』キャラクターを殺してしまうこともあるからだ。
それでも弱いキャラクターは、楽しい。
彼らは生きたいと願うから。
彼らが探した生きる力とは、争いではなかったのだろう。
そんな、弱いキャラクターを、サンプルキャラクターとして推奨してくれるこのブレカナというゲームは、
とても面白いのではないだろうかと思えたのは
大きな収穫だったように思う。