動物映画D20

動物映画をたんたんと見続けるコヨーテなのでした。 

央華封神RPG

デモンパラサイトをプレイしにいったら、GMの体調不良とかで見送り。
どんなキャラを作ろうか、などと意気込んでの出陣だっただけに激しくがっかり。
残るは、以前プレイしたときにあんまり響かなかった『央華封神』と、
なぜかここいらでは頻繁にプレイされる『ワールド・オブ・ダークネス』の二択ってことで、
なかなか食指が動かず。


困ったなあと思いながら央華のゲーム説明を聞いてみると、
GMいわく『今回のシナリオでは猿と戦ってもらいます!!』ときたものだ。
ウィード時代到来中の人間の前にむざむざ餌をまくその心意気やよし。


先輩 「ついに将軍*1と戦うときが来たか……」
おいら 「ならば、犬で参戦させてもらおうか」
GM 「問題ありません!!」


というわけで参戦決定。
央華封神は、中華風ファンタジーってことで、
徳を積んでスーパーパワーを身につけた仙人をプレイするゲーム。
さすがに犬で参加するのは、ほんとにウィードをなぞるだけの危険な香りがしたので
中華風なら『虎』をやるべきだろうということで仙術を使える虎をやりたいと主張。
すると付き合いのいい後輩が『じゃあ龍のキャラ作ります』などと言い出し、
こりゃあパーティー内で龍虎対決か!? などとだんだん一人で興奮しはじめる。
GMは、『虎も龍も本来は強すぎるのでダメですが……』といいつつも、
サンプルキャラクターのデータをいじらないという条件つきならOKとのこと。
どうせ戦闘能力なんて関係ないだろうと思って二つ返事で承諾。
おいらは青天虎の仔を、後輩は龍の一族(らしい)の鮫人をプレイさせてもらうことに。
もっとも、このサンプルデータを使うという条件が後で悲しい物語を生むことになったわけだが。


サンプルキャラクターとはいえ、戒律を選んだり、趣味を決めるなどキャラメイクもなかなか楽しい。
央華封神の世界では、仙人は流派によって守らなければならない戒律が決まってて、
一介の虎が実生活と乖離した戒律をいたいけに守ろうとしてるんです。
仙人になりたいから。
どんなHarmonyよ。


そんなわけでノリノリで虎をプレイしていたんだけど、
クライマックスの戦闘で悲劇が。
ラストバトルになって、変化の術を得意とするキャラが虎に変身。
そしてこの虎がとにかく強い。
単純に戦闘力が二倍近く違うんですよ。
おいらの虎がボスに一太刀も浴びせられなかったのに、
変化の虎はボスをボコボコにしてて大ショック。
プライドを傷つけられた青天虎の子供は、
本当の父親に会って牙の使い方を教わるために、師匠の下を離れ旅立ったのでした、
とかそんな悲しいお話だったとさ。
央華の虎って本当に強いんだなあ……


とりたてて複雑なシナリオではなかったと思うし、すごく普通にRPGを遊んだのだけど、
無駄に興奮してしまいました。
一番楽しんでたんじゃないかな。
ゲームの全体的な感想としては、世界観はいちいち理屈っぽいんだけど、
そこが中華風味の一端をになってるんだろうなあとか思いました。
なかなか、面白いゲームですね。
クリスタニアと同時代のRPGと考えると、いろいろ感慨深いものもあります。


しかし、It's a Dog's Lifeといい、デモンパラサイトといい、
近頃は本当に動物RPG三昧だけど、
人間のRPGもやらないとなあ……という危機感も覚えた今日この頃でした。


「ご心配なく。そのためのWerewolf:the Forsakenです」

*1:ウィードと争った猿のボス。てかこの人ウィード読んでたのか。