動物映画D20

動物映画をたんたんと見続けるコヨーテなのでした。 

モンスターズ・インク

モンスターズ・インク [DVD]

モンスターズ・インク [DVD]

ピクサーの名作。
モンスターの社会では、子供たちの悲鳴をエネルギーにして生活している。
そのエネルギーを独占する企業こそが、モンスターズ・インクなのだ。
今日も今日とてトップ営業のサリバンは、悲鳴を集めるため、夜な夜な子供の部屋に出かけていくのであった。
みたいな感じ。


モンスターを描くことだけじゃなくて、
悲鳴をエネルギーにして生活する、そのエネルギーを扱う企業を舞台にするっていう
3重のひねり方が実にすばらしい。
そしてストーリーはすっげー普通だけど、その瞬間瞬間の描き方が生き生きとしてるから、
まったく気にならない。
舞台の段階で既に勝利している。


日本のRPGも心からこうあって欲しい。
モンスターを描くことだけで終わらないでくれ。
せめて悲鳴をエネルギーにしているというところまでひねってくれ。
できれば、それが企業活動であるというところまでひねってくれ。
そうすれば、シナリオがあまり斬新でなくても、僕らは瞬間瞬間を生き生きと楽しむだろう。


ところで、ピクサーの作品は続編を見たいと特に思わないのは不思議なことだなあ。