僕たちのアポカリプス、なんていい続けて何年たったかわからない。
そうして、僕たちは、ようやく僕たちのアポカリプスを迎えようとしている。
今日のお話は、その最初の、最初の話。
ワーウルフたちは、
自分たちのケルンであったこととか、過去とか、
決別することも前を向くこともいまいちできなくて、
でも気がついたら時がたってしまっていた。
ストーリーテラーだった僕は、ちょっとひどいなと思うくらい
みんなのキャラの設定を忘れてしまっていて、
やりながら思い出されればいいやなんて簡単に思ってたのだけど、
みんなが、メモだらけのキャラクターシートとか、セッションレポートとかを眺めながら
いろいろ思い出しているのを見ると、
自分だけが、設定と向き合わないわけにはいかないなと、そんな気分になって
少しがんばったよ。
戦いも謎解きもない、久しぶりのワーウルフだったけど、
僕たちの呼吸でセッションができたこと、
そのことの嬉しさに尽きる。
僕たちは、RPGを忘れてはいなかった。
そうして、アポカリプスを迎えられる自信が、ようやくできたんだ。