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オリンピック野球は、結局、決勝に進出できなかった。
問題なのは、「だから星野ジャパンはダメだったのだ」的な評論が、
結果論にまったくならないことだ。
最初にオリンピックの人選が発表された時、
おそらく90%以上の野球ファンが、「それで本当に勝てるのか？」と思っただろうが、
その不安の要因が、証明されてしまったにすぎない。
勝ったとしたら、それこそが結果論だったと思う。
負けたから文句を言っている的な終わり方の方が、よほどすっきりしたに違いない。

WBCでファンに与えた感動や、世界最強の野球リーグという幻想を、
簡単に投げ捨てた大会だった。
3位決定戦に全く興味を持つことができないことは不幸なことだ。