動物映画D20

動物映画をたんたんと見続けるコヨーテなのでした。 

ウォーキングウィズダイナソー

早くも年末ですが。
今年最後の動物映画を見てまいりました。

いまひとつ出自がわからないウォーキングウィズダイナソーですが、
ざっと調べた感じだと、BBCの教育番組 → ライブショー化 → 映画化
みたいな流れとのことだ。


舞台は中生代白亜紀後期。
中心になるのはパキリノサウルスという体長6メートルほどの草食の恐竜。
その群れのボスの子どもたちの中に、
一回り体が小さい子どもと、大きな子どもがいた……。
小さいほうが主人公で、兄貴と一緒に出会ったり分かれたり戦ったりします。
くらいでいいかなー


全体的にはなんというか純粋な動物映画で、
恐竜が生まれて育って恋をして戦うみたいなところをCGでドラマチックに描いている。
口パクを合わせないとか、なんか過剰にコミカルな演出とか、意味もなく情緒感のあるシーンとか、
ちょっと編集に癖があって、好き嫌いが分かれそう。
今年見た映画の中ではキタキツネ物語にすごく近い。


物語はまあ歴戦の動物映画ファンならなんともないストーリーなんだけど、
正直吹き替え版はお世辞にもよかった点が見当たらなかった。
メインキャラクターが3人いて一人はナレーター役なんだけど、
今誰がしゃべってるのか、まったくわからない。
台詞が長めなのもあって、なんか吹き替えの無理やり感だけが目立つ結果になってしまっていて、
実際ぼくは、最後のエンディングロールが流れるまで、
この映画は、海外では実は一切の台詞というものが存在しないのではないか? と信じ込んでいた。
口パクを合わせたりしないというところに美意識があるところも手伝って、
後付感が半端なくて、物語を矮小化していたとおもう。
まあでも、これも動物映画にはよくあることですよね……


まあ悪口はそのくらいにして、よかったところを。
音楽がすばらしい。
ヒロインが新生代の話をし始めるのがよかった。
えーと オーロラがきれい
こんなもんかね


まとめ: 良くも悪くも往年の動物映画
物語 2 (ふつう)
キャラクター 2 (ふつう)
動物  5 (よくかけている) 
ファンタジー 2 (ふつう)  
総合 3 (熟練の動物映画ファンなら十分視聴に耐えられる内容)
お値段は1500円としておこう。