動物映画D20

動物映画をたんたんと見続けるコヨーテなのでした。 

キタキツネ物語

http://kitakitsune.jp

動物映画を見慣れている歴戦のみなさんなら、
動物映画はシンプルなタイトルのほうが危険性が高いということをご存知と思います
あと、キツネの物語は危ないということも身にしみてわかっておられることでしょう。
そんなわけで、キタキツネ物語。
リアルのキツネ映像に吹き替えつけてお送りします。
あ、ちゃんと歌も歌うよ。


舞台は北海道の右側のほう(大雑把)。
流氷をわたってこの地に現れた、燃えるような尾をもつ主人公「赤い獣」(フレップ)は、
やがて奥さん(CV:平野綾)を見つける。
2匹の間にはやがて子どもが生まれ、
すくすくと成長したり歌ったり死んだりする。
みたいな話。
てか思い出すために公式のあらすじみたけど最初から最後まで全部ネタバレ書いてあって笑った。



フレップのお仔さんたち
ちなみにこのうち誰かは死にます(ネタばれ)


リニューアル版ということで、原典は1978年の作品とのこと。
見たことがないので、どこが新しいのかよくわからなかった。


リアル動物映像に声当てる動物映画って、
最初すごい居心地の悪さを感じるけど、
慣れてくると楽しくなりながらも居心地が悪いという妙なテンションになってくる。
この居心地の悪さと、誰かと感情を分かち合いたくなる感じこそ、
吹き替え系動物映画の醍醐味といえよう。
わきあがる感情としては戦火の馬に近い。
つまり中級者向け。
どうせサイトに書いてあるからいうけど、
平野綾が罠にかかるシーンが一番おもしろかった。
山崎まさよしの歌もよかったと思う。


物語 4 (動物物語の愚直な美しさそのもの)
キャラクター 3 (インパクト十分だけど、声がいまいち)
動物 4 (同じ絵の繰り返しになってたとこだけ気になる)
ファンタジー 3 (題材は好きだけどいまいちのめり込めなかった)
総合 3 (お勧めはしないけど動物映画ファンには文句はないはず)


お値段 1800円としておこう