動物映画D20

動物映画をたんたんと見続けるコヨーテなのでした。 

荒野にネコは生きぬいて G.D.グリフィス

荒野にネコは生きぬいて

硬派なネコ小説は傲慢とも言える


とりあえず月に2冊くらい読めるといいなと思いながら、

動物文学を消化していきます。

ひつじのショーンも見逃したことだし。

 

荒野にネコは生きぬいて

結構自分は動物小説を収集したり図書館で読んだりしていた時期が

長かったと自負しているにもかかわらず、

今でも時折、古本屋などに行くと、全く知らない動物文学に出会う事が多い。

ネコの物語ということでちょっと軽快していたけど、サクサク読めました。

 

どんな話

 

その人間たちは、子ネコを車の窓から道端に投げ捨て、どこか遠いところへと消えていった。

子ネコは、時期に自分が野生動物として生きていかねばならないことを悟り、

祖先の知恵と力を身に着けていく。

冬の間は頼れる人間を探し、春には子をなし、秋が終わるまで当てもなくムアの旅を続ける。 

彼女にとってのヒースは、呪われた大地だったのだろうか?

 

好きなところ

・ネコの心情らしいものが語られることなく、淡々と物語は続いていく。

・だがそれでもネコはかわいい。

・ただネコの一挙手一投足を描くだけでかわいい。

・主人公がすぐ子供を生む。

 

感想 

すぐ子供が生まれるのが面白かった。

まだ序盤だけど大丈夫か? みたいな気持ちになるね。

しかしまあイギリスの作家の情景描写の細かさはすごいですのう。

 

あと、なんかシリーズになってるみたいなので、色々読んでみようと思います。

 

 

 

オーロラの下で 戸川幸夫

すっかりブログ的なものをする習慣がなくなってしまい、

大好きな動物映画も2019年に何を見たか思い出せない始末。

これではまずいと思い、また気楽なところからメモを付けていくことにしました。

頑張って続けるぞ。

 

オーロラの下で

駐日ロシア大使館のツイートをみて、そういえばそんなのあったなと。

 

日本の誇る動物小説の英雄、戸川幸夫の作品。

思い返してみたので、発掘して読んでみました。

 

どんな話

アラスカのそり犬、ハスキー犬のユーコンは、

ある日、飼い主に捨てられてオオカミの群れに加わることになり、

オオカミとの間に仔をなす。

吹雪と名付けられた(?)そのオオカミ(?)はオオカミの群れで頭角を表し、

群れを率いるまでになる。

しかし何年目かのうえの季節、縄張りで人間たちと出会ってしまったことをきっかけに、

吹雪のそり犬としての人生が始まる……

 

好きなところ

・吹雪が主人公のはずなんだけど、ユーコンがわりとバリバリ出てくるのがオモシロイと思った。

・冬はうえの季節

ユーコンがかわいい。

・ニューヨーク中央公園!

 

 

感想 

感想を整理していていまさら気づいたんだけど、

この話、↑のツイートで言ってるやつと違う話じゃないの?

舞台、シベリアじゃなくてアラスカだよ……?

日本人マタギじゃなくてエスキモーだし。

っていうか「バルト」の元ネタと一緒の話だね……。

 

animalsaga.hatenablog.jp

 

animalsaga.hatenablog.jp

ちょっとだけ動物映画の話

このところ、動物のコンテンツが爆発的に増えていて、

ちょっとだけ嫉妬している。

どういう嫉妬かというと、

「動物映画はつまらない」というそしりを受けない時代になったことに対する、

ちっぽけな嫉妬である。

10年前には「もう動物映画はやめてくれ」とかみんないってたのに、

今はどの映画を見ても面白いし、何も言うことがない。

いいことなんだけど、ほら人間だから。

そんな中で、僕のワンダフル・ジャーニーみたいな進歩的な映画を見ると、

心が落ち着くのである。

 

「動物映画は動物が死ぬから嫌い」と言う人たちを蹴落としていく映画なんで、

さすがの動物映画ウォッチャーの私も周囲を気遣って控えめに絶賛していたんだけど、

こないだ地上波でやったときは支持の方が多かった事に驚いた。

 

なので、もう我慢しなくてもいい。

動物が死ぬ映画をみなさい。

そうすれば、あの時に心の奥底に閉じ込めた思い出とまた向き合えるから。

それは、とてもかけがえがなかったのだと、今では思えると思うよ。

 

 

boku-wonderful.jp

 

 

追記

この頃の動物映画

ekimadenomichi.com

 

www.bella-no-wonderfulhome.jp

 

え、これ、僕ワンの系列なの……?

4/17 ダンボの話とか

ダンボを見たんだけど、これがまたすごい動物映画でさあ。

よくこの歌い踊る動物映画全盛時代に、オールドスクールな骨太動物映画作ったもんだと思うよ。

買ったパンフもまだ開いてないことだし、もうちょっと感想書きたい。

 

音ゲーの話とか。

書き残しておかないと辞めたときとかモチベーションが上がらない時とかに苦しいかなと思ったので書き残しておこう。

beatmania IIDXの話。

当面の目標は12.3で一つでも多く白クリアをつけること。

Spiral Garaxy(D)のeasyクリアを目指している。

まちがえた2019

間違えてダイアリーの方を更新してしまった。

もうサービス終了になるんですね。

 

ということですっかり放置してしまったはてなですけど、
また、動物映画の感想を書きたいなと思ったので
短い文章からリハビリしていこうと思います。


近年、というか2018年の動物映画を振り返るに
これまで自分が心を痛めていた「動物映画善悪論」みたいな次元は、
リミットまで振り切れた動物映画の連発と、それの一般映画市場における成功で、
ほぼ駆逐されたと思っている。


「動物映画なんてつまんないよ!」
「泣かせに来るから嫌いなんだよ!」
「動物がしゃべるのが嫌なんだよ!」
動物映画を見続ける中で、いろんな人に、いろんなことを言われてきたけれども
驚くほどにすっかり、そういう時代じゃなくなってしまった。


誰もが動物の映画を楽しみ、
「想像と違って意外と奥深いね」という感想を持てるだけでなく、
心の底から「かわいい」「愛おしい」と思える、
そんな動物映画ばかりになって、
僕なんかはすっかり動物映画を語ることをやめてしまっていた。
僕なんかが解題しなくても、もう現代の究極系動物映画たちは、みたまんま素晴らしいからだ。
だから、今までは、そういう批判を振り払うように今まで動物映画の感想を書いて来たつもりだけど、
そんな言い訳がましい言葉はもう不要だと思う。


今年も気ままに、ゆっくり動物映画を考えていければと思います。

 

2018年ベスト3
1位: ピーターラビット
僕の考える「ウサギ」という生き物を、完全に表現しきった現代の神話。非の打ち所のない出来。
動物映画好きな人、ウォーターシップダウンのうさぎたちが好きな人、絶対見てください。

2位:犬ヶ島


全然去年は見てないなあ。
反省だね。

SINGをみた

AmazonプライムでSINGを見た。

ここ3年くらい…いやもっとか…感想を書いてなかったので、

当時どんなことを考えたかとか覚えてないんだけど、

ハリネズミの女の子がすごく可愛かったという話をずっと友人にしていて

ウザがられたのを思い出した。

 

劇場のプロデューサーが主人公なんだけど

お金がなくて出演者も雇えず、

スター発掘コンテストという体でタダ働きをさせようとする…

っていうストーリー。

 

話自体はなんかそんなに複雑な感情を与えるものではない(とはいっても、今世紀の動物映画なので当たり前のように標準以上に面白いんだが)わりに、キャラクターたちはかなり魅力的で、彼らが成功して欲しい!というか歌って欲しい!と思わせるような魅力でついつい最後まで見ちゃう作品。

 

やっぱりハリネズミの女の子がカワイイと思う。

この、普通にカワイイと思える動物のキャラクターって、意外と少ないんだよね。

こんなにも素晴らしい動物映画に溢れてる時代なのに。

あなたも見ていただければ、この言葉にしがたい「カワイイでしょオーラ」みたいなのをわかってくれると思います。

 

2000円としておこう。

 

SING/シング【通常版】(吹替版) | 動画 | Amazonビデオ