動物映画D20

動物映画をたんたんと見続けるコヨーテなのでした。 

扶桑武侠傳

ご縁がありまして、扶桑武侠傳のセッションに参加していました。
まったく初めての方々とゲームをするということで、キャラクターを作るところから、緊張の連続でした。
弱すぎて迷惑をかけるのも良くない、かといって僕の思い描く武侠の姿は表現したい。
ちょうどいいバランスになっていれば良かったのですがね。


かつて、ワーウルフ:ジ・アポカリプスのクロニクルをしていたときに、
リアルガルゥの話をしました。
プレイヤーたちは、ゲームの枠を越えて現実に笑ったり喧嘩したり無気力になったりしました。
たかがゲームなのに。
それはゲームのキャラクターを表現しているというには、あまりにもリアルすぎました。
暗黒の世界の人狼の心の動きを実感できた、とてもよいクロニクルでした。



そして、今回の扶桑武侠傳も、そのような、扶桑世界の住人の息遣いを、
非常にリアルに感じられるゲームでした。
武侠を演じるプレイヤーたちは、許すことの出来ないこと、譲れないことをしっかりと持っており、
また自らの力を頼みに、道を切り開こうとしていました。
最終戦闘は、非常に緊迫したものとなりました。
お互いに譲ることの出来ぬものたちの争い。
武を持って侠をなし、そして武を持ってしか侠をなすことのできぬ武侠という悲しい存在の姿が、
そこには確かにありました。
臨場感があった。


ゲームの最中に、そんなことばかり考えていました。
あ、そうそう、今回はキャラクターの名前は木妖(メディーレ)からつけたんですよ。