動物映画D20

動物映画をたんたんと見続けるコヨーテなのでした。 

冒険者たち ガンバと15ひきの仲間

冒険者たち ガンバと15ひきの仲間 (岩波少年文庫044)

冒険者たち ガンバと15ひきの仲間 (岩波少年文庫044)

ガンバさん、もしあなたが旅人の目ではなしに、いつも海は美しいと思えるなら、
幸せですよ。
たいていは海の美しさをすぐ忘れます。
これからあなた方は、またいかなければなりません。
たいへんな戦いに。あなた自身だって、これからどうなるかわからないような戦いに。
でも忘れないでください、海のことをいついかなる場所においても。

冒険者という言葉が、いつの間にか嫌いになっていました。
冒険者という肩書きが投げ売りされていく光景を、何度か見たからかもしれません。
この本を読んで、ああ、そうか、冒険者ってこういうものだったなと、また思い出しました。
また、冒険者が好きになりました。


以前お世話になった人が発行していた、簡単なペーパーにこの本の紹介が載っていたことを思い出しています。
その紹介がなければ、この本は手にとっていなかったかもしれない。
だから、その人が引いた言葉を、私も引用してみました。
彼女はこういう本を読んでいたんだな、と思いました。