動物映画D20

動物映画をたんたんと見続けるコヨーテなのでした。 

ガンバとカワウソの冒険

ガンバとカワウソの冒険 (岩波少年文庫)

ガンバとカワウソの冒険 (岩波少年文庫)

ここに、ひとりのカワウソの子がいた。それを見ただけで、わたしたちは、満足すべきだ。
いや、絶望というべきか。むしろ、この子がいなければよかった。見なければよかった。
ガンバ、行こう。

恐ろしいとしかいいようがない。
シジンの思い出の人ナギサを探すために、
ガンバと15匹の仲間たちは再び旅に出ます。
旅の途中ガンバたちは、絶滅したはずのカワウソに出会ってしまう……


『冒険者たち』の続編です。
夢見が島で、ガンバはイタチのノロイと激戦を繰り広げたのですが、
今回の、ちょっとした気晴らしの旅は、それを上回る過酷な旅でした。
忠助オヤジが予言したように、
旅が危険だとか、何かに襲われるとか、そういったものではなくて、
旅は恐怖と、不安とに満ちていて。
ああ、僕はこれ以上は言葉を続けることはできない。


僕はこの物語をすっかり忘れた気でいましたが、
どこか心の奥底で覚えていたのでしょう。
うまく言葉をまとめることが出来ませんが、これで終わります。