動物映画D20

動物映画をたんたんと見続けるコヨーテなのでした。 

牙忍

入手。
コミック時代活劇とかいって時代劇マンガ専門誌なんてあるんだねーとか思ってたんだけど、
コンビニにはいると専門誌が2、3誌あったりして、
ああ、そういうジャンルがあるのかと認識を新たにした。


そんな時代劇マンガファンのために我らが高橋よしひろが颯爽と登場。
そのタイトルは……牙忍。
ファンにとって牙忍といえばまああの牙忍なわけでして
甲冑の戦士雅武でその存在が明らかにされた、
秘術で脳を進化させることによって、人間と会話できるようになった忍犬なんですが、
この現代に17年の時を超えて牙忍という言葉を聞くことができようとは、
誰も思ってなかったにちまいない。
しかも主人公は牙忍『赤目』。
よしひろワールドにおける最強生物×最強生物のコラボレーションに、期待が高まらないわけがない。
ある意味話題性十分です。
手に入ってよかった。


最初一読した感想は、なんかいまいちインパクトもなかったし、
テレパシーも使ってないから、旧牙忍と関係ないのかなあとか思ってたんだけど、
あらためて読んでみると、赤目さんがきわめてナチュラルに人間と会話してるのに気づき、
ああやっぱり牙忍なんだなと。
その前提でよく見てみると、牙忍の説明が一切なくて軽くのけぞる。
説明はないけど、当然のように人間と会話してる。
牙忍だから。
時代活劇の読者的にはこれはOKなんですか?w


面白いかどうかは相当微妙だけどこりゃあ読んでよかったな。
そういえばさりげなく伊藤家の秘密も明らかにされてたしな。
結局のところ一番ショックだったのは、いろいろと看過してしまった自分に気づいたことだったりして。
つくづく慣れとは恐ろしいものだ。