動物映画D20

動物映画をたんたんと見続けるコヨーテなのでした。 

星守る犬

http://hoshimamoru.com/index.html

この漫画が世にでたときは、
鳴り物入りで登場して、
絶対泣ける!! みたいなすごいプロモーションで
どの書店でも平積みみたいな
動物マンガではあまり類をみない、
なんか「偉さ」みたいなのを感じたことを今でも克明に憶えている。
読んだ時の感想とかは特にないんだけど、
映画化きまったときも、なんか同じような「偉さ」を感じた。
そんな、いわば血統書付きの動物映画じゃあなかろうか。


あらすじ
主人公は仕事も家族も飼い犬もあって、人並みの幸せを送るが
少しづつ歯車が狂っていき、最後に残されたのは一台の車と一匹の犬だった。
一人と一匹は、明日を追い求めるのに疲れ果て、北をめざすーー


ってことで、
動物映画的には一見ありそうでなさそうな話。
主演の西田敏行の一人舞台みたいなもんだったので、
全体的にすごく安定した映画だった。
犬が2匹くらいでてくるけど、どちらも演技がプロ級で、
骨折した犬の演技は見たことがあるかもしれないけど、
痙攣する犬の演技って僕ははじめて見た気がする。
ほんとに死にそうになってるのかと思ってちょっとドキドキした。
ついでに批評めいたことを言うと、
非の打ち所のない作品ではあるのかもしれないけど、
B級動物映画的な毒々しさはなく
さりとてS級動物映画的な殴りかかってくる感じとかもなく
優等生気味な邦画っぽい感じなので
おちこぼれ動物映画を支持するこのブログ的にはおすすめしにくい感じです。


1800円で見る価値があるかどうかについては
2匹の犬の演技がすごくて目を奪われるので1500円。
あとは特に文句をいいたいところもないので+300円の1800円としておこう。
うん、動物映画大好きです。