- 作者: デイヴィッドクレメント・デイヴィーズ,David Clement‐Davies,多賀京子
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2001/10
- メディア: 単行本
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ラノッホが生きていることを、あなたが知ったら……
と、<一つ目>はエルインを見ながら考えた。
その目には、輝きが戻るだろうか。
だがエルイン、あなたはそのことを知ってはならない。
ついに倒した……
いや、倒されたのか
どっちだ
これがハーンのやり方か?
社会人になって、お金を持ったら、絶対に買おうと思っていた本。
買ったはいいけど、読むにはずいぶん時間がかかった。
この本を読むことは、いろんな意味で決別になると、そんな気持ちで読んだ。
スコットランドがまだスコーシアと呼ばれていた頃、(この言い方非常に気に入った)
シカたちの中に、これまでの森の掟を無視し、破壊と争いを求めるものたちがあらわれた。
額に白い模様のある仔鹿ラノッホは、言い伝えの体現者として、
森の神ハーンの秩序を取り戻すために戦う、というお話。
恥も外聞もなく100点満点で点数をつけると
世界観 ……150点
構成 ……40点
キャラクター ……55点
最初の200ページ …… 60点
真ん中の200ページ ……30点
最後の200ページ ……90点
動物ファンタジー点 ……500点
っていう感じでした
ウォーターシップダウン、ウルフサーガとは、また別の物語だったのがとても心地よかった。
ほんとに好きなんだなあ。