動物映画D20

動物映画をたんたんと見続けるコヨーテなのでした。 

少年と犬 L・Q・ジョーンズ

渋谷のTSUTAYAが、なんとVHSレンタルコーナー拡張ということで

ちょうど折りよくVHSデッキを押し入れから出して設置していたこともあり、

レンタルにいってみた。

その中で、多分これはかんたんには見られないだろうな〜と思う動物映画をチョイス。

 

少年と犬

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というわけで、少年と犬ということである。

VHSなのでテレビ直撮り。器用だろ?

 

どんな話

西暦2043年、何回かの世界大戦を繰り広げて完全に荒れ果ててしまった世界で、少年(青年に見えたが……)と言葉をしゃべる犬が孤独に旅をする。

なんかいわゆるマッドマックスみたいな世界なので、大事なのは食料の確保。

そしてその次は女 の略奪。

という方程式により出会った女は「地下」の住人なのだった。

女に連れられて青年は不思議な地下の国に住むが、そこではある不思議な風習が……。

みたいな話。

 

犬の話をしなかったけど、ブラッドさんという犬が出てくる。

ブラッドさんは非常に飄々としていて、あんまり物事にも動じない。

相棒の少年ヴィックが怒って怒鳴っていても、いつものことのように受け流す。

それが、彼自体の淡々として聡明な語り口によくあっている。

現代の動物映画の魔法であるところ「CG」のように、感情豊かに喋っているようにはみえないが、しかしその一挙手一投足は、たしかに「彼が喋っている」というより「会話をしている」ようにしか見えないのである。

口パクや表情で言葉を表現する動物の映画が大好きだが、この撮り方は非常に心象が強かった。

だから、ブラッドは一瞬たりとも「かわいい犬」ではなかったが、どこまでも人生をともに歩んでくれる「人間の希望としての犬」そのものだったし、それが孤独な荒野や暴虐な地下世界に映えていた。

 

実際はそんなに面白い感じではなかったが、それはこの作品が1975年の作品であり、僕はマッドマックスとか北斗の拳とかメタルマックスとかを知っているからなのだろう。

だけど、(その頃冷戦がどうだったとか、あんまりよくしらないけれど、)当時の人たちはきっと、たとえ今この瞬間に世界が終わったとしても、自分の隣に犬がいてくれさえすれば、案外楽しく生きていけると思ったに違いない。

 

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なんか自分の中であんまり盛り上がった映画ではなかったけど、

ちょっと感想でも書こうと思ったら以外と好きなところがたくさんあることに気づいた。

2300円としておこう。

ナティ物語

 Disney+なるサービスでディズニー作品が見放題になったことの副次的な恩恵として、日本では見たこともない動物映画がこっそり配信されているのである。

(アフィリエイトじゃないよ……念のため)

disneyplus.disney.co.jp


 これまでの、映画館では公開されなかった動物映画が、ひっそりとDVD化されて偶然ゲオで見つけたりする驚きがなくなったかもしれないけど、気づいたときにすぐ見られるのはよいことだ。
みんなも見よう。
そうすれば動物映画がどんどん追加されるかも。

 

ナティ物語

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 舞台は大恐慌時のアメリカ。
 仕事を求めてシカゴからシアトルに向かった父親を探し、少女ナティは旅に出る。
 旅で出会ったオオカミのウルフとともに、苦難の旅路をたくましく生き抜いていく。

 ナティさんは基本かわいそうな境遇で、旅先であう大人たちも基本的によろしくない人間たちばかりなんだけれども、オオカミのウルフさんと本人のサバイバル能力により、なんか危機的な状況のをあっさり回避していくのがちょっと面白かった。
 あと、普段あんまりこういう感想をもたないんだけど、ナティさんがものを美味しそうに食べるシーンを見たかった気がするな。

 

 1800円で見る価値があるかについてだが、
 オオカミの演技がよいので1400円。

 コヨーテが出てくるので+200円。
 あと、アウトサイダー狩りを行う自警団のシーンが妙に迫力があったので+200円の
1800円としておこう。

 

 それが退屈というわけではないんだけれど、なんか終始あっさりめの演出だったからか、オオカミの存在感が目立つ映画だった。
そこは期待して良いです。

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物語日記

物語を書いてくれる人を探していて、行き詰って旧友に頼んでみた。

「小説、書かない?」と直球で聞いてみると、「アンビバレンツな気持ちだ」と答えがあった。

でも、僕たちがアンビバレンツな気持ちを抱えるときは、だいたい面白さとリスキーな思いが両立しているときだと思う。

だから、ワクワクしていいのだと思う。

あとは、僕がそれを最後まで形になるように信じ続けることだけだ。

キャッツ・ウェディング byリンダ・ジェイン・スミス


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「ネコって…… こんなにかわいかったかい!?」

時折、言い訳みたいに本を買うことがある。

言い訳みたいにというのは、「動物小説が好きなんですよ」というポーズのためではあるんだけど、

やはり自分がかつて持っていた「動物の物語と出会う」能力みたいなところを信じていたりもする。

なので、動物の物語とまた出会ったね、などと嘯きながら本を買っている。

しばらく積ん読になっていたので消化していきたいと思って、久々にブログなんかしてるという事情だったりする。

 

キャッツ・ウェディング

多分、新宿の古本市で去年買った本。

あそこはちょうど雨が降る季節に、突然の雨で地下道に迷い混んだコヨーテたちを

古本屋が待ち受けている。

そして、動物の本を買ってしまうというわけだ。

まあこれはタイトルで買った。

動物の物語は、タイトルで内容がわからなかったら迷わず買うみたいなのが面白い読み方だと思う。

 

どんな話

スーキーはお金持ちのネコ。

暖かい家で何でも食べられて、シルクのクッションで寝る。

バーニーはのらネコ。

残飯を漁って、楽しく強く暮らしているのらネコたちの王様。

ある日、バーニーはうっかりスーキーの家に迷い込んでしまい、彼女に一目ぼれ。

バーニーは、ついになけなしの金を叩いてスーキーと高級レストランデートを決行し、

交際に反対するスーキーのパパに立ち向かうのだった。

 

好きなところ

・スーキーは金持ちのネコだけど、いやらしいところが全然ない。

・スーキーは言ってることが金持ちくさいけど、いやらしいところが全然ない。

・バーニーはのらネコのくせに貯金があって偉いな。

 

感想

バーニーもスーキーも妙にストレートな性格ですっきり読める。

最近、映画のキャッツを見たのでネコの世界ってどこもこうなのかしらと思いました。

荒野にネコは生きぬいて G.D.グリフィス

荒野にネコは生きぬいて

硬派なネコ小説は傲慢とも言える


とりあえず月に2冊くらい読めるといいなと思いながら、

動物文学を消化していきます。

ひつじのショーンも見逃したことだし。

 

荒野にネコは生きぬいて

結構自分は動物小説を収集したり図書館で読んだりしていた時期が

長かったと自負しているにもかかわらず、

今でも時折、古本屋などに行くと、全く知らない動物文学に出会う事が多い。

ネコの物語ということでちょっと軽快していたけど、サクサク読めました。

 

どんな話

 

その人間たちは、子ネコを車の窓から道端に投げ捨て、どこか遠いところへと消えていった。

子ネコは、時期に自分が野生動物として生きていかねばならないことを悟り、

祖先の知恵と力を身に着けていく。

冬の間は頼れる人間を探し、春には子をなし、秋が終わるまで当てもなくムアの旅を続ける。 

彼女にとってのヒースは、呪われた大地だったのだろうか?

 

好きなところ

・ネコの心情らしいものが語られることなく、淡々と物語は続いていく。

・だがそれでもネコはかわいい。

・ただネコの一挙手一投足を描くだけでかわいい。

・主人公がすぐ子供を生む。

 

感想 

すぐ子供が生まれるのが面白かった。

まだ序盤だけど大丈夫か? みたいな気持ちになるね。

しかしまあイギリスの作家の情景描写の細かさはすごいですのう。

 

あと、なんかシリーズになってるみたいなので、色々読んでみようと思います。

 

 

 

オーロラの下で 戸川幸夫

すっかりブログ的なものをする習慣がなくなってしまい、

大好きな動物映画も2019年に何を見たか思い出せない始末。

これではまずいと思い、また気楽なところからメモを付けていくことにしました。

頑張って続けるぞ。

 

オーロラの下で

駐日ロシア大使館のツイートをみて、そういえばそんなのあったなと。

 

日本の誇る動物小説の英雄、戸川幸夫の作品。

思い返してみたので、発掘して読んでみました。

 

どんな話

アラスカのそり犬、ハスキー犬のユーコンは、

ある日、飼い主に捨てられてオオカミの群れに加わることになり、

オオカミとの間に仔をなす。

吹雪と名付けられた(?)そのオオカミ(?)はオオカミの群れで頭角を表し、

群れを率いるまでになる。

しかし何年目かのうえの季節、縄張りで人間たちと出会ってしまったことをきっかけに、

吹雪のそり犬としての人生が始まる……

 

好きなところ

・吹雪が主人公のはずなんだけど、ユーコンがわりとバリバリ出てくるのがオモシロイと思った。

・冬はうえの季節

ユーコンがかわいい。

・ニューヨーク中央公園!

 

 

感想 

感想を整理していていまさら気づいたんだけど、

この話、↑のツイートで言ってるやつと違う話じゃないの?

舞台、シベリアじゃなくてアラスカだよ……?

日本人マタギじゃなくてエスキモーだし。

っていうか「バルト」の元ネタと一緒の話だね……。

 

animalsaga.hatenablog.jp

 

animalsaga.hatenablog.jp

ちょっとだけ動物映画の話

このところ、動物のコンテンツが爆発的に増えていて、

ちょっとだけ嫉妬している。

どういう嫉妬かというと、

「動物映画はつまらない」というそしりを受けない時代になったことに対する、

ちっぽけな嫉妬である。

10年前には「もう動物映画はやめてくれ」とかみんないってたのに、

今はどの映画を見ても面白いし、何も言うことがない。

いいことなんだけど、ほら人間だから。

そんな中で、僕のワンダフル・ジャーニーみたいな進歩的な映画を見ると、

心が落ち着くのである。

 

「動物映画は動物が死ぬから嫌い」と言う人たちを蹴落としていく映画なんで、

さすがの動物映画ウォッチャーの私も周囲を気遣って控えめに絶賛していたんだけど、

こないだ地上波でやったときは支持の方が多かった事に驚いた。

 

なので、もう我慢しなくてもいい。

動物が死ぬ映画をみなさい。

そうすれば、あの時に心の奥底に閉じ込めた思い出とまた向き合えるから。

それは、とてもかけがえがなかったのだと、今では思えると思うよ。

 

 

boku-wonderful.jp

 

 

追記

この頃の動物映画

ekimadenomichi.com

 

www.bella-no-wonderfulhome.jp

 

え、これ、僕ワンの系列なの……?