また人間にもどるなんていや
- 出版社/メーカー: ブエナ ビスタ ホーム エンターテイメント
- 発売日: 2000/08/31
- メディア: DVD
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そしてその続編たちはしばしば評判が悪い。
何か大切なものがかけてしまった後日談ならまだ楽しめるのですが、
ポカホンタス2のようにそりゃないぜ……と心から落胆するようなものもあります。
そういう地雷感みたいなのを半ば期待しつつ、このリトルマーメイド2も視聴したのですが
意外とこれは面白かった。
リトルマーメイドはご想像のとおり、アンデルセンの童話『人魚姫』を元にした物語です。
つまり地上での生活を夢見る人魚のアリエルが人間の男と出会い……という話なわけで、
確かに音楽は素晴らしいかったけど(Under The Seaはほんとによかった)
なんかそのまんまだったなあという印象がどうしても拭い去れない感がありました。
ですが、このリトルマーメイド2が展開したのは、アリエルの娘が海底の生活に憧れるという逆の物語でした。
元人魚姫の母親は海の危険性を知っているために娘を海から遠ざけようとする。
そして娘に「海の美しさを何も知らないくせに!」と嫌われてしまうんですな。
細部に至るまで全作と真反対の展開に大興奮……
だったのは中盤までで、後半はいかにもディズニーの2ものといった案配で、
夢から引き戻されてしまいましたとさ。
(RPGの話をすると、FEARゲーで、それまであまり活躍してなかったけど最終戦闘だから
無理やり出てこなくてはいけなくなって、慌ててセリフを考えているときの気まずさを思い出せるならそれに近い)
中盤までは確実に面白かっただけに、ただただ口惜しいのであります。
あと一つ付け加えるとすれば、28歳になったはずのアリエルは意図的にエロさが抑えられていた気がする
とかそんなところです