ハイスクールミュージカル・ザ・ムービー
どうして木の上にいるの?
ハイスクールミュージカルって、
なんかもうそれ自体がジャンルのような気がする。
イースト高校に所属した皆さんもついに卒業ということで
いろいろな夢に向けて進み始める
スーパーバスケプレイヤーの主人公はいろんな大学からオファーを受けるが、
演劇への思いも捨てきれず、
またガブリエラと離れてしまうことへの恐れから、
道を決めきれないまま、卒業パーティの日を迎えてしまう。
ハイスクールミュージカルに限らず
ミュージカルの面白さって
歌のシーンとそれ以外のシーンが
リンクしているのかしていないのかその現実感を失ってしまって、
飲み込まれてしまうことだと思う。
だから、
実は本当に主人公は歌が上手かったんだ
みたいな設定をさらっといわれたとき
少し、残念だった
あ、そうなんだ。
ハイスクールミュージカルなんだ。
っていう気分だった。
そういう意味で目減りしたところはあったけど、
逆に舞台装置を舞台装置として使い始めた今作のダイナミックさは
それは面白かったと思う。
1800円で見る価値があるかどうかについては
ボルトのコマーシャルがショックだったので1800円としておこう。
あと、ラストの「ハイスクールミュージカル」の曲が良かったので2000円としておこう
そして、リトル・チャロがなんとなく同じような終わり方をしそうな予感がしているので2300円としよう。