動物映画D20

動物映画をたんたんと見続けるコヨーテなのでした。 

キャッツアンドドッグス 地球最大の肉球大戦争

http://wwws.warnerbros.co.jp/catsdogstherevengeofkittygalore/

夏動物映画戦線に突如登場したキャッツアンドドッグス。
あの映画の続編だろ??? と誰しも思ったに違いないのだが、
地球史上初!!とか言ってて
なんか前作はなかったことにされているかの如きプロモーションで、
もしかして本当に関係ない映画なんだろうか? 
と心の底では思っていた本作を見に行った。
なんのことはなくて、本当に続編でした。


地球では古来より犬と猫が人間とのパートナーシップを争っていたわけだが、
ついに猫族のキティ・ガロアが、犬族を抹殺する新作戦を開始。
ベテランエージェントのブッチは、ダメ警察犬のディッグスとともにガロアを探りはじめる、みたいな話。


内容は、終始突っ込む暇もないくらいの力押しで、
パワーファンタジーという言葉がなんとなく思いつくくらいのいさぎよさ。
この辺は、人間と犬と、みたいな部分に時間をかけていた前作と比べると、
まどろっこしく無くなった分、まっとうに痛快な仕上がりになっている。


でも、トレーラーからさんざん強調していた
宿敵同士だった犬と猫が手を組むことになる!!って部分は、
逆に前作であった犬歴史のレクチャー(必見)とかみてないと、
ふうん、そうなんだ、くらいの感想しかもてない作りだった。
キティ・ガロアの犬抹殺計画は、わりと今風だった。


ジャンルの話から言うと、
スパイ動物ものっていうとどうしても今年の『G-Force』と比べてしまうんだけど、
犬の秘密組織D.O.Gはそれに匹敵する科学力を持っていたので安心した。
それとさあ、
主人公が失格警察犬で、3回も施設送りになっちゃうんだけど、
これもどっかで見たことあるよね……っていうか『きな子』ですよねw
動物映画のシンクロニシティは危険、というおはなしでした。


1800円で見る価値があるかどうかについては、
webサイトを見ると、Facebookのリンクが貼られていて、
実に4000人がイイネ!!と言ってるはずなのだが、
僕が見たときには、ピッタリ10人しかいなかったことを鑑みて1200円。
G-Forceの方があきらかに人間に貢献してるので+300円。
それと、きな子もきっとエージェントとして頑張ってるんだろうなあと思えたので+500円。
そして、前作の主人公がさりげなくD.O.Gのボスになっていたのがショックだったので、
+500円の2500円としておこう。


っていうかお前、エージェントやめたんじゃなかったのかよ!
結局少年に捨てられちゃったのか!?
しかもボス稼業が結構まんざらでもないのがまたなんか人生だよね。