動物映画D20

動物映画をたんたんと見続けるコヨーテなのでした。 

クトゥルフ神話TRPG

クトゥルフ神話と呼ばれるホラー作品群のRPG
人類が未知のものに対した時の恐怖、ということに焦点を当てている作品で、
それをRPGにした意欲的な作品。

まあ、コズミックホラーに対する敬意がないとただのギャグになりがち。
でも、げらげらっていう感じがないと、ただ形式をなぞってふ〜んって感じで終わりがちという
なんかとても難しいゲームです。


少し思い上がった話をさせてもらうと、
今回は、サークルの新歓活動を兼ねているということで、少しでもこのゲームに対して
「面白げな印象」を与えたくて、新人に混じってサクラで参加したのでした。
雰囲気を大事にするゲームは、GMだけがいくらがんばっても無駄なところがあります。
理解しているプレイヤーが一人いるだけで、雰囲気はぐっと引き締まります。
ワーウルフをやっていると良くそう思うことがありました。
ですが今回は完全に、杞憂でした。


GMは、どんなゲームでも社会派超シナリオを作ってしまう人でしたが、
今回は彼はその「らしさ」を封印し、徹底して普通のゲームにしたい、と主張しました。
僕は、それは面白くないと思い、事実、最初テストプレイをしたときは、グダグダかつ普通でがっかりした記憶があります。


ですが、本番は本当にすばらしかった。
クトゥルフモンスター含め、目に映る情景描写に妥協がなく、
シナリオも、ネイティブアメリカンの伝説と白人の物語とクトゥルフ的恐怖の融合という、
非常にはったりが利いたものでした。
クトゥルフ物語の恐ろしさというものをよく研究したな、と思いました。


本当に完成された「普通のクトゥルフ神話TRPG」でした。
一度プレイしたはずなのに、あまりに新鮮で熱中してしまいましたよ。
そして、一人だけ生き残って文句言われましたw
ゲーマーを育てることのできるサークルに所属したことを少し誇りに思いました。


身内びいきが過ぎたようなのでこの辺で終わります。