動物映画D20

動物映画をたんたんと見続けるコヨーテなのでした。 

サーフィン・ドッグ

ドッグパークはいわば高校よ


DVDでのみリリースされる動物映画には幾つかのパターンがあるような気がする。
たとえば、
海外では著名原作だが日本では知名度がないため劇場公開されない場合……
たとえば、
メジャーではないがどこぞの映画祭で評価が高かったりした未公開映画……
あとは、とりあえず動物なんで買い付けてみました的なアレ気な映画、とか
そういう類型のせいで当たりハズレが極端になってる気がするんだけど、
このサーフィンドッグは、1番目の『知名度型』にあたるようだ。


原題のマーマデュークというのはグレートデーンなんだけど、
どこぞの新聞の4コマかなんかでずっと連載されてたカドで
知名度が高いんだそうで。
コボちゃんみたいなものだろうか。
その意味では、サーフィンドッグっていうタイトルは詐欺といえなくもない。


そのマーマデュークは家族と共に心機一転カリフォルニアに引っ越してきて
ドッグパークデビューしてパークのアイドルに一目惚れするんだけど、
そのパークは純血種の一団が支配しており、
マーマデュークは純血種に立向い、ボスからヒロインを奪うために
サーフィンで決着を付けることに……
……いや、嘘はついてないはずなんだ。


全体的にはレベル高めの印象で、
犬のパーティーのシーンとか
ロマンチックなシーンとか
動物映画的に手を抜いて欲しくないところはちゃんとおさえてる感じがした。
マーマーデュークを取り巻く人間たちも、
コミカルとリアルの両立を感じられたので、良かったと思う。
動物業界の社長さんってほんとにこんな感じなんだろうなあ、みたいなw


映画基準で評価するとして
僕の知らない有名犬をまた一人知ることができたので1500円。
サーフズ・アップを最近見なおしたばっかりなので+300円。
あと、シェルティーとボーダーコリーのダブルヒロインっていうのが
個人的にめちゃくちゃツボだったので+500円。
犬がDDRの筐体を持ってたのが腑に落ちなかったので+200円の
2500円としておこう。


サーフズ・アップって別に面白くないけど
たまに見たくなって何回も見ちゃうんだよね